渋谷と大崎で用事を済ませ、横浜へ向かう。
今日も映画ヲ観てしまいました。
「博士の愛した数式」 1月21日公開の
コレ
映画を観ることで、日常の時間の動きを速くしたり遅くしたりしてくれるよね。
コレは静かな映画でした。
ゆっくりさせてくれます。
もしかしたら、時間の流れさえも忘れさせてくれます。
シングルマザーの家政婦(深津絵里)は問題のある数学博士(寺尾)
の世話を頼まれる。
彼は天才的な学者だったが交通事故で記憶が80分しかもたず、家政婦(深津絵里)
との初対面を何度も繰り返すことになる。
博士は混乱すると言葉の代わりに数字を用いて人と話をする。
やがて家政婦(深津絵里)の10歳になる息子が出入りするようになり、
博士は彼を√(ルート)と名づける。
心優しい博士に彼はひかれ3人の不思議な交流が始まる。
心温まるストーリーなんだぁ。
数字って冷たかったり、無味乾燥としているイメージがあった僕だけど、
数字には心があるんだなぁ・・・って静かな衝撃がありました。
会話の中で「素数」の話があったけど、これもよかったなぁ。
素数とは、1とその数字以外で割り切れない数字。
「素数の素は、素直の素。何も加えない、本来の自分という意味」
って説明があるのよー。
また、僕のテーマの「そのままでステキだよ」とかぶりました。
深津絵里が、これまたステキなのよー。
上の写真のように、ズボン(古い言い方?)のスソを折ってるでしょ。
これがいいねぇ。
僕はスソ折フェチなのかな(笑
彼女の姿は透明感があり、何でも受け入れる許容を感じます。
僕がこの映画で泣いてしまったシーンは、他の人とは違うと思うのだけど、
家政婦である深津さんが自転車を押しながら、子供に謝るシーン。
親という立場や目上というプライドよりも、謝罪をする時は、
心からその気持ちを素直に伝えている・・・・こんなシーンなんだ。
このシーンで目が潤んでしまった。
僕は「親子モノ」に弱いし、「素直な人」に弱い。
僕にとってのいい映画って、静かな生活であったり、小さな心の変化などの描写を描いているものが好きなの。
いわゆるヨーロッパのフランス映画っぽいヤツ。
そんな映画は、静かに心のマッサージをしてくれるんだねぇ。
春の風、女性の細やかな優しさ、男性の理屈なき強い優しさ・・・こんなモノが心地よくあなたの心を包んでくれますよ。
昨日観た「有頂天ホテル」より、「博士の愛した数式」の方が断然いい!
「有頂天ホテル」<「博士の愛した数式」
ふくちゃん@☆☆☆☆☆五つ星のふくちゃんお薦め作品です。