僕は昭和47年生まれ。
昭和を16年?17年?くらい過ごした。
このブログのタイトルに「昭和型」とある。
「昭和型」とは、福山雅治が言っていた言葉で、昭和生まれの人を指し、
今の若者の平成生れの「平成型」とは違う思考や価値観を、称える言葉だったかなぁ。
同じ昭和に生れ、同じ時を過ごした友達や仲間と、共感する言葉かなぁ。
説明がちょっと難しいけど。
■昭和ブームというのが、いつからかあったりする。
「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画もそう。
僕らが、「昭和」という言葉から何を連想するのだろうか?
世代や立場によって、それは異なるんだろうねぇ。
平成19年(※今年は18年)から、4月29日は「昭和の日」という名称の休日に替わる。
今は、たしか「みどりの日」という休日だったような気がする。
もちろん、それ以前は「天皇誕生日」という名称の祝日だ。
どこだかの人がこの日を「昭和の日」としたい!って言い出し、実際そうなることになった。
これに対しては、僕は肯定も否定もしない。
でもね、この「昭和の日」に名称を替えることにアジア諸国でちょっとだけ反対があるらしい。
もともと昭和天皇の誕生日であり、昭和という言葉もあり、そこには過去の戦争を連想させるらしい。
かつての戦争で、日本はアジア諸国に対してしたことは、いろいろと諸説あるみたいでけど、
占領し、現地の人を人として扱わず、命自体も軽く扱い、女性も女性であることを利用した。
これは、事実であるみたい。
こうしたことを総指揮をしていたのは、表向きには昭和天皇だからねぇ。
まぁ、アジア諸国の意見も、当然かもしれない。
立場を代えて、日本はアメリカに原爆を落とされた。
そのことに触れ、思い出させ、肯定するようなことをアメリカがしたら、
日本人もいい気持ちはしない人もいっぱいいるんじゃないのかなぁ。
■人は過去と今を生きている。
その「過去と今」のバランス感覚っていうのが、とっても大事だったりする。
コイズミさんは、靖国神社に参拝することは当然だと言っている。
日本の為に犠牲になった方に対して、哀悼の意を表すことらしい。
それは、それでステキなことなんだけど、過去と今を生きている僕らは、
バランス感覚が大事なのだ。
アジア諸国への配慮も必要ですよ、コイズミさん。
靖国に行くのは、彼の自由です。
でも、自由には責任が付くのです。
ましてや一国の長である彼は、特にバランスが必要なのだ。
靖国に行くのなら、アジア諸国への配慮も同じくらい、いや、それよりももっと
配慮の行動や発言をした方がいい。
目の前にいる報道カメラマンや記者に対してモノを言うから、配慮ある言葉を言っても
受け手はそう感じないのだ。
カメラやマイクの奥にある人々のことを考えてモノを言ってくださいね。
■さて、昭和の話でしたね。
昭和というと、「戦争」っていう発想の人がいます。
でも、多くの日本人は、罪や悪いことは忘れ、「古きよき時代」という意味で「昭和」
という言葉を使う。
素朴さ、ひたむきさ、純情、モノクロ写真、ノスタルジー
男気(おとこぎ)、女気(おんなぎ)、情、、、、
まぁ、そんな言葉を連想する。
情があり、家族が心豊かに過ごした時間と情景なんだよね、昭和って。
昭和という言葉だけで、裏表、明暗があるんだねぇ。
国外向けに、「昭和」ってことを説明するのってとても難しそうだ。
でも、僕が僕であるアイデンティティの内の一部が、「昭和」だったりする。
機会があったら、「昭和」について外国の方々とお話をしてみたいですね。
機会は自分で作るモノなんですけどねぇ。
ふくちゃん@昭和型